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2009-04-09 20:07 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
ファミリーポートレイトファミリーポートレイト
(2008/11/21)
桜庭 一樹

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まず、表紙が怖いよね。

久しぶりに読んだ桜庭作品。
桜庭一樹は
小さい字をよく使う。

「どろぉり」「すこぅし」
あぁそういえばそうやったなぁと
つまずきながら読み始めるのだけど
すぐにどっぷり浸っていく。

現実味がなくて
ありえない話なんだけど
でも読むのが止まらなくて
とうとう乗っている電車乗り過ごしちゃう始末(汗)

2部構成のマコ(母親)とコマコ(娘)の話。
1部はマコがコマコをつれて逃げ歩く話。
何があっても マコを愛するコマコ。
ママはボス。ママは絶対。ママがすべて。ママは神・・・。
2部はコマコが大人になってからの話。
自虐的に物語を作っていく話。

どこか暗く重たく
これでもかこれでもかと桜庭一樹が押してくる感じ。
書きたくて書きたくて、何かを伝えたくて。
これでどうだ、これでどうだと言葉があふれ出す。
そしてそれにつかまって、はまり込んで読んでしまう。

正直好きな作家さんでないし
苦手な話でもあったんだけど
それでも読ませてしまう力に引きずられてしまう。

まさしく渾身の力をこめて書き上げた、そんな感じの本だった。
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2008-09-06 15:55 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
荒野荒野
(2008/05/28)
桜庭 一樹

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表紙に癒されます・・・・。

1人の少女の
中学入学から高校受験の年までを描いた物語。
中学入学式のその日、
電車の中で困っていた主人公、荒野を助けてくれた少年との出会いから物語は始まる。
荒野の父は恋愛小説家で女性にだらしがない。
母は荒野を産んでまもなく亡くなっていて、
家には家政婦と父と荒野の3人が住んでいる・・・。

桜庭一樹の作品に出てくるのはどれも
少女が強い。
そして出てくる大人の男の人は大抵頼りない。

青春小説っぽいけどそこは、桜庭一樹で
きっと「黒い」部分が出てくると思って油断せずに読んでいく。
途中そういう展開になるのかと思わせるシーンが
あったのだけど。。。。
何事もなく物語りはおさまった。
2008-08-27 16:34 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
(2006/12/28)
桜庭 一樹

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桜庭一樹を数冊読んで今までの中で一番うまいと思った。
正直開いた瞬間、見開き上下2段の文字で文字の多さに読む気が少しそがれ、
更に、進みも遅く読むのがつらかったのだけど。。。。
じきに文字の多さも気にならなくなり、どんどん引き込まれる。
戦後高度成長期から現代まで流れを追って語っていくのは、
ドキュメンタリーを読んでるような気分にもなる。
万葉の非現実的な能力と時代の流れがうまい具合に絡み合い
物語の独特な雰囲気をだしている。
「すこぅし」とか「よぅく」など、小文字を使った表現が
たまに出てくるのが桜庭一樹らしいところなのかもしれない。

桜庭作品の中では、かなりお勧めの1冊。
色々ある中で、桜庭一樹、何読んだらいい?と聞かれたら、
まずこの本を言うかな。
(もちろん、相手にもよるけど)


以下ちょっとだけあらすじに触れます。ご注意を!!






祖母、母、わたしの3代の話を、わたし「瞳子」を語り部としてまとめられてます。
物語は、それぞれ3章からなり1章は祖母万葉。
後に千里眼奥様といわれた万葉の目に映る物を通して、いくつか伏線が張られている。
2章は母、毛鞠。この章は勢いがあり、力強くもあるけれど切ない。
そしてこの章の最後で万葉は謎の言葉を残して死んでゆく。
そして3章は現代に生きる瞳子。この章はまとめの章であり勢いも少し衰えるけど
2章の最後の謎が解けると同時に1章で張られていた伏線が明らかになる。


うまいと思ったのは、謎が解けるとき、
万葉が幼少にみた、飛行人間の意味と
万葉が字が読めないということの意味が
かちりと当てはまる。
そしてそれはあまりにも切ない。

2008-08-13 00:30 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
私の男私の男
(2007/10/30)
桜庭 一樹

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これを読んだ人は、どう思ったんだろう?

何でこれが、直木賞受賞なんだろう。
納得がいかないわけでないけど
どこがよくて受賞になったのか知りたい。

物語は結末から始まる。
章ごとに時代はさかのぼり、最後の章は
娘花と、父親淳悟との出会い。


これ、出会いから、結末までを、順を追って
描かれると、読むのに本当につらいものがある。

そうであろうことは最初の段階でわかるけど
こういう風に描かれると・・・・。




ここからネタバレはいります! ご注意を。




突っ込みどころは色々ある。
まず、押入れのあれはどうやって処分したの?
花の結婚相手は、花のどこがよかったの?
花と、淳悟が、ただの関係でないことは多分すぐわかるはず。
それでも、花と結婚したいの?
あれだけ、骨になってもお父さんといるといった花が何故はなれて結婚しようとしたのか?

でも、この話にとって細かいことはどうでもよくて、
大事なのは、淳悟と、花。

こももは
ロリ、近親相姦、強姦、暴行(暴力)がどうしても受け付けない。
吐き気すらするこの話、斜め読みもした。
それでも、最後までよみきった。
うん、がんばった・・・・・。

大体、9歳の実の娘に欲情して、それを喜ぶ9歳の娘。
お父さんのだから、何されてもいい。
俺のむすめだから何をしてもいい。
それってどうなん?

いくら生理がきたとはいえ
9歳の体にそれをうけいれる事は可能なんだろうか・・・・?
2008-07-06 20:02 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
(2005/10/07)
桜庭 一樹

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3つの章からからなる物語。

1つ目の章は1627年ドイツが舞台。
こんな話も描くのねと思いながら読み進める。

2つ目の話は2022年シンガポールが舞台。
なるほどなぁと思いつつ
1つ目の章との共通点を探す。
この章は読むのが結構しんどかった。。。。

そして3つ目の章、2007年日本。
物語は繋がり種明かし。

発想は面白かったかな。
だけど
SFというには今ひとつっぽいかな。。。。

ここより下はちょっとネタバレなので注意して読んでね。




桜島噴火の瞬間に携帯でメールを送信していた
人たちがその瞬間時空の穴が開いてそこに逃げ込んでしまうという設定。
青井ソラという女子高生以外は難なく時空管理官に捕まり回収され
噴火の瞬間に戻されきちんとお亡くなりになる。
青井ソラは時空管理官から逃げたその先が
第1章の場面であり、第2章の場面である。

SF的にはいまひとつと感じたのは
青井ソラと、とんだ先での人間関係が薄かったから。
ソラが飛んだ先にはこんな人がいましたというだけの話ならそれもいいけど。

第1章でソラがマリーを助けるという予言(?)があったにもかかわらず
あまり助けてないような気が・・・・?
第2章ではソラのおかげでディッキーとチャムがお互いなくてはならない存在と
気づくことができた(?)ということがいいたかったのかな。

後読もうと思ってるのは
『赤朽葉家の伝説』東京創元社2008年8月読了。
『私の男』文藝春秋2008年8月読了。
『荒野』文藝春秋2008年9月読了。

「ゴシック」
「赤×ピンク」

こんなところかな。
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