-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-09-28 08:36 | カテゴリ:  上橋 菜穂子
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
獣の奏者〈2〉王獣編 (講談社文庫)獣の奏者〈2〉王獣編 (講談社文庫)
(2009/08/12)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る


Ⅰを読み終わってそのままⅡに一気に流れ込んで読み始めた。

後書きで 上橋さんは「児童書のつもりで書いていない」と綴っているけど
表現などは 誰が読んでもわかりやすい。
難しい漢字も使っていないので 子どもでも十分読める。と、思う。
でも、だからと言って内容は全然子どもっぽいわけではない。

後半のエリンのセリフ。
「娘を助けたことを、死んでまで、母が悔いているようなら、わたしは、母をそんな風に育てたあなた方を、心から憎みます」
いろいろな人のいろいろな想い。
そして
根底に見え隠れする「王獣規範」の真意。
大人にだって十分読み応えがある。

それを踏まえての最後の4~5ページはすごい。
きっと上橋さんはこれが書きたかったんだと思う。
目標が見えていて そこに向かって一気に書き上げた、そしてその勢いに
読み手も引っ張られて読んでしまう。

絆は言葉や理屈ではないとおもう。
最後にエリンが「どうして?」と思う
きっとリランにだってわからないのではないかな。

上橋さんはここで「獣の奏者」は完結のつもりだったらしいけど
このあとエリンの11年後を2冊に書き下ろした。
その経緯はこの文庫本 「王獣編」の巻末に載せている。

この完璧な物語の完璧さが損なわれてもいいからこのさきが読みたいといった佐藤多佳子さん。
その言葉が続く2冊を書くきっかけとなったらしい。



秘密

トラックバックURL
→http://komomobooks.blog116.fc2.com/tb.php/118-5e59b788
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。