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2008-08-27 16:34 | カテゴリ:  桜庭一樹
ジャンル:小説・文学 テーマ:読書
赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
(2006/12/28)
桜庭 一樹

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桜庭一樹を数冊読んで今までの中で一番うまいと思った。
正直開いた瞬間、見開き上下2段の文字で文字の多さに読む気が少しそがれ、
更に、進みも遅く読むのがつらかったのだけど。。。。
じきに文字の多さも気にならなくなり、どんどん引き込まれる。
戦後高度成長期から現代まで流れを追って語っていくのは、
ドキュメンタリーを読んでるような気分にもなる。
万葉の非現実的な能力と時代の流れがうまい具合に絡み合い
物語の独特な雰囲気をだしている。
「すこぅし」とか「よぅく」など、小文字を使った表現が
たまに出てくるのが桜庭一樹らしいところなのかもしれない。

桜庭作品の中では、かなりお勧めの1冊。
色々ある中で、桜庭一樹、何読んだらいい?と聞かれたら、
まずこの本を言うかな。
(もちろん、相手にもよるけど)


以下ちょっとだけあらすじに触れます。ご注意を!!






祖母、母、わたしの3代の話を、わたし「瞳子」を語り部としてまとめられてます。
物語は、それぞれ3章からなり1章は祖母万葉。
後に千里眼奥様といわれた万葉の目に映る物を通して、いくつか伏線が張られている。
2章は母、毛鞠。この章は勢いがあり、力強くもあるけれど切ない。
そしてこの章の最後で万葉は謎の言葉を残して死んでゆく。
そして3章は現代に生きる瞳子。この章はまとめの章であり勢いも少し衰えるけど
2章の最後の謎が解けると同時に1章で張られていた伏線が明らかになる。


うまいと思ったのは、謎が解けるとき、
万葉が幼少にみた、飛行人間の意味と
万葉が字が読めないということの意味が
かちりと当てはまる。
そしてそれはあまりにも切ない。

秘密

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